教育方針

人類の⽂化⽂明は、言葉と共に興亡を繰り返しながら悠久の歳月を歩み続けてきました。私たちの日本語も、⾧い歴史を経て著しい変化をとげ現代の日本語に成⾧し、今や地上の数多いことばの中で独特の地位を占め世界中の注目を浴びています。何語によらず子供の時から言葉を磨くこと、⽂化⽂明への関心を深くし、真の意味の人間性を養うことにつながります。

私たちは、常に言葉の本質と価値を考えながら日本語教育を通じて児童教育の基礎作りに預かり、いずれは新しい社会に適合できる言語能力を身につけた人々が、日本、カナダはもとより世界の進展に大きく寄与することを心から願っています。

1978年に創⽴し、初代校⾧により揚げられた教育基本方針は、今も変わる事無く受け継がれ、総合的な日本語教育を実践しながら子供たちにより優れた環境と内容を与えるよう努めております。

1) カナダで生活している生徒たちの環境に合わせた生きた日本語を指導する
2) 日本語を学ぶことに誇りを抱かせ、日本へのより深い興味と理解を持たせ、日加親善に貢献するカナダ市民を育てる
3) 聞く、話す、読む、書く、の調和のとれた学習活動を日本語で行う

学園の特徴

日本語継承学校である日加学園では、日本国内で使用されている教科書を使用し、日本語で授業をしております。

日本語学習は、満4歳から16歳までの12のレベルで構成されていますが、 この他に日本の歌、絵画、習字、将棋、生け花、けん玉、折り紙、盆踊りといった日本文化や、生徒交流会(上のクラスと下のクラス)など豊富なプログラムも取り入れられています。

教室での学習だけではなく、生きた日本人社会に触れられるよう、ベークセール、クリスマス発表会、話し方発表会、クラス交流会、運動会など楽しい行事を盛り込み、総合的な日本語教育を実践しております。

「日加親善に貢献するカナダ市民を育てる。」という創立以来のビジョンのもと、学園全体で、環境や内容の更なる充実に取り組んでおります。